症例ブログ

【眼科③】眼のどこが赤い?

白目が赤い!

皆さん、こんにちわ。

りんごの樹動物病院、勤務医のコムラです。

オミクロン株早く終息して欲しいところですね(^^;)

なるべく油断せず感染しないよう心がけて生活しなければと思います。

個人的にはこれからは、

風邪のような存在になってくれて、

皆さんの心からコロナウイルスに対する恐怖が無くなって、

早くみんなで普通の生活に戻れるようになる事を願っています。

さて、

前回から、眼が赤いってどういうこと?

というテーマについてお伝えしていこうと考えていますが、

そもそも眼が赤いと言われて、

皆さんはどんな状態をイメージしますか?

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右眼(ふつう)
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左眼(白目のところが赤い)

おそらく、こんな写真の状態を想像する方が多いのではないでしょうか?

写真のように白目の部分赤くなっているこの状態を僕らは、

【結膜充血】

と呼んでいます。

つまり、

結膜という白目の場所に血液が集まって、

血管が太くなり赤く見えている状態のことを指します。

結膜充血は様々な眼の異常で出てくる変化です。

眼科の診察では、

ほとんどの場合はこれと併せて、

眼は見えているのか?

眼の痛みのサインがないか?

眼は潤っているか?

眼にはあるか?

があったり体調は悪くないか、

などの全身の状態を診ながら、

原因を突き止めていきます。

そうして発見される病気の中には、

【結膜炎】のような一過性でなんともないような場合もあれば、

【角膜潰瘍】 【ぶどう膜炎】のような強い痛みを起こす状態もしくはその前兆、

【緑内障】など失明に至る病気だったりなど、

今後の生活を劇的に変化させてしまうようなものが隠れていることもあるのです。

なので、

自分の家の子の眼が赤かったら、

症状が軽く見えるうちに一度動物病院で相談してみることをお勧めします。

それでは、また次回に(^^)

担当医

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滝山 直昭

Naoaki Takiyama

獣医師 / 医学博士 / アジア獣医眼科専門医 / アジア獣医眼科学会(AiSVO) /

アジア獣医眼科専門医会(AiCVO)Secretaryアジア獣医専門医協(AiBVS)Treasurer / 日本獣医眼科カンファレンス理事

▼プロフィール等はこちら

https://case.appleah.com/ophthalmology/

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